《新しい波》御嶽海 阿炎 琴ノ若/迎え撃つ照ノ富士――初場所千秋楽

↑↑ 月刊『相撲』初場所総決算号 発売開始▼御嶽海 三度目の優勝で大関へ▼宇良 自己最高位で勝ち越し▼ポケモンが国技館を席巻 ほか

2022年初場所、千秋楽、御嶽海が二敗で単独首位。三敗で横綱照ノ富士、平幕の阿炎と琴ノ若の三者が並ぶ。

(写真は全てNHKテレビの画面を撮影したものです)

SWITCH SPECIAL 白鵬翔~取材期間約300日にわたる渾身のドキュメント

まずは、三敗同士の対戦。

琴ノ若-阿炎

立ち合い
阿炎が例によってもろ手突き
琴ノ若も応戦
阿炎 いなし 大きくたたらを踏む琴ノ若
琴ノ若が向き直ろうとするところ 阿炎は突き立て ノド輪で攻める 西土俵徳俵に詰まり弓なりになる琴ノ若
阿炎がとどめと ぶちかましに行くと
琴ノ若 うまく体を入れ替える
琴ノ若 反転攻勢 下がりながら回り込む阿炎 赤房下に追い込まれるも・・・
阿炎はそこから真っ直ぐに押し返す
琴ノ若 突き落とし
この時 上手に手がかかるが・・・
すぐに切れる だが今度は阿炎がたたらを踏む
両者向き直るが 阿炎が一瞬早く建て直し またもぶちかましから突き立てる
琴ノ若が再び反撃に出ようとする端を 阿炎は体を開きながら引き落とし
ついに琴ノ若は前に落ちる
新しい力と力が持てるものを出し尽くした一番

これで阿炎が決定戦出場の権利を獲得。

琴ノ若は無念の脱落だが、敢闘賞を受賞。

なお今場所は、最近には珍しく三賞とも「今日勝てば」という条件なしで受賞者決定。

控えでの両雄

三役揃い踏みも済み、控えに入る照ノ富士と御嶽海。

先場所十四日目、優勝を賭けた阿炎戦で、対面の西の控えを見据え、剣術で言う「観の目」といった眼差しで、異様なまでの落ち着きを見せていた照ノ富士だが、今場所は視線が定まらない。

逆に御嶽海は、あまり動きも見せず、時に瞑想するように目を閉じる(薄く開けていたのかも知れないが)など、静かな印象。

いよいよ呼び上げられ、土俵上で仕切りを重ねる二人だったが、時間いっぱいという時に、心ない観客による大声の声援が飛んだ。館内アナウンスも、この大事なタイミングで注意を促さなけらばならなかった。

照ノ富士-御嶽海

立ち合い
御嶽海 初めから決めていたという左おっつけ
左で大きく踏み込んできた照ノ富士に対して おっつけつつ左へ左へと回る
照ノ富士はおっつけを嫌って振りほどく
一瞬 両者の体が離れるが・・・
再び御嶽海が先手を取る形で飛び込み双差し
一気に出る御嶽海
照ノ富士は粘りも効かない 御嶽海は腰もしっかり割って寄り切り

 * * * * *

表彰式でのインタビュー。

今場所は表情も引き締め、極力余計なことも言わないようにして、毎日の一番一番に集中していたという印象の御嶽海だが、ここへ来て、ようやくほころんだ顔を見せた。

インタビュアーのNHK船岡アナウンサーから大関昇進を審議する臨時理事会の招集を伝えられ、声を詰まらせる場面もあった。

 * * * * *

依然、照ノ富士一強が続くだろうと言われた2022年の相撲界。

違う芽が見えてきた。

もちろん、照ノ富士も巻き返しをはかるだろう。

御嶽海優勝で幕を開けた今年。どんな年になるだろうか・・・。

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