若島津お疲れ様▼阿炎しまった▼引き締める御嶽▼正代どうした▼立て直すか照ノ富士――七日目の土俵

(写真は、断りがない限りNHKテレビの画面を撮影したものです)

今日の大相撲中継、中入り、また取組の合間に、定年退職する荒磯親方(元大関若島津)のインタビューや、現役時代の相撲の映像を流していた。向正面には、珍しく元太寿山の花籠親方。若島津と同部屋、同期ということでのゲスト出演だったようだ。

(「荒磯」というと、ついこの間まで稀勢の里だったのだが、名跡の変転が目まぐるしくて、どれが誰だったかわからなくなる。私はいまだに若島津と聞くと咄嗟に「松ケ根」と思ってしまう)

「師匠として、ずっと稽古場で弟子に言い続けたことは何ですか」との質問には「とにかく、まわしを切って前に出ること」

弟子の松鳳山も「入門してから『前に出ろ』と言われ続けた土俵人生でした』」そして今日、東龍に対して前に出られず負けた相撲を振り返り「うーん、今日もどうやったら前に出られたかな」と、ずっと取組後、身振り手振りを交えて反省していた、と(小林アナ花道リポートより)。

「前に出るばかりが相撲じゃない、前に出られていてもそれで負けては意味がない」――と、やたらと繰り返す、ある解説者もいる。その人の場合はそういう相撲で良かったとして、力士たちがこれほど「前に出る」ということに真剣に取り組んでいるのだということも頭の片隅に置いて欲しい。

手をつく仕切り

宝富士-千代翔馬戦で、実況・藤井アナ「幕内では、魁聖、この宝富士、大栄翔が、必ず手を下ろして仕切って立ちますが、向正面、太寿山の花籠さんも美しい立ち合いと言われました。手をついて待つのは何か意図があるのですか?」

花籠「私は、部屋に横綱、大関がいたので、稽古場で手をついて待っているのが礼儀でした。それで本場所でも自然にそうなったのですが、手をついた方が下から立てるので良かったと思います」

写真は、宝富士の立ち合い。

石浦-天空海

石浦、きれいに裾払いを決める。

正面解説の尾車親方「うまい相撲ですね」と褒める一方で、

「これから上に上がろうと思うと、相手を押し出すくらいの馬力が欲しいですね。うまさだけだと、そんなに怖くないんです。僕たちの時代にいた鷲羽山関は、うまいんだけど前に出てくる力があったので、止まったら注文つけられる、出ていこうとすると叩かれる、待ってたら押し出されると・・・この人にそういう馬力が付けば、もっと後半戦でも取れるようになるんですけどね」

鷲羽山(『大相撲』1981年九州場所総決算号「九州場所熱戦グラフ」より/相手は隆の里)

阿武咲-阿炎

六連勝、阿炎。例によってもろ手突きから、突っ張って攻勢。しかし、阿武咲の左に回りながらの突き落としでバッタリと前に落ちる。

阿炎の談話が花道リポートで紹介された。「師匠から『土俵際、いなしがあるから気を付けろよ』と言われたいたのだが、最後、右をグイッと伸ばしただけになって、左をもっと使わなかったのが敗因」そこは先日、解説席にいた師匠・錣山親方の「最後に右で決めてくるのを覚えられている」という指摘が当たってしまった形。まあ、別に番狂わせではない。攻めての負けで、優勝に色気を見せたりしない限り、引きずることはないと思うが。

御嶽海-玉鷲

玉鷲は、昨日同様、頭からいい当たりで一度は攻め込むが、攻め切れず、首を巻いて上手から投げを打ったが、それで呼び込んでしまい、御嶽海は両差しから一気に寄り切った。

御嶽海は勝って二字口に下がる時の表情も引き締まっていた。

隠岐の海-正代

今場所の正代は、北の富士さんからも厳しい言葉をかけられ、SNSなどでも酷評されているが、今日も隠岐の海に、いいところなく敗れる。

藤井アナ「正代はどうなってしまったんでしょうか」尾車「心配ですね」藤井「何か、相撲を忘れてしまったような・・・かなりの重症ですね、心の持ちようと言うか」

胸を出すような立ち合いには賛否あるが「立った後の馬力が、顎を上げたままでも相手を持っていく相撲だったんですけど、それがないですね」

前に出る圧力がなければ、あの立ち合いは、ただの甘い立ち合いになってしまう。「貴景勝のようにスッパリ休むのも手だ」という声もあったが、はっきり怪我をしている貴景勝とは違い「別に悪いところはないんだがなあ・・・」というところなのかも知れない。

照ノ富士-遠藤

この横綱は一敗を引きずることもないと思うが、今日も決して楽ではない相手。遠藤は、右で上手を取り、頭を付ける願ってもない体勢だったが、照ノ富士は右から強く絞り、左の差し手からも起こしつつ寄り切った。

危ないというほどではなかったかも知れないが、今日も一度は守勢に回り、相手に十分を許した。

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